伊藤瑞凰先生の靈樞講義テキスト
-古典鍼法の臨床応用-
靈樞・官鍼篇第七、九鍼論第七十八  


  平成17〜23年にかけて、伊藤瑞凰先生が毎年10月に行なってきた、靈樞の講義のテキストです。
 この講義(講演会)は、靈樞・官鍼篇第7、九鍼論第78に著されている古典鍼法を、伊藤先生が実際の臨床の中でどのように実践してきたかを中心に行なわれました。四部のテキストは、その際に作られたもので、豊富な臨床例が書かれています。
 伊藤瑞凰先生は、長年にわたって古典鍼法を現代に生かし、後世に伝えることをご自分の使命として来られましたが、これはその精華と言えます。




≪第一部 「九鍼論と臨床」  \2,000≫
 靈樞・九鍼論第78にある九鍼を論ずる。九鍼論には鍼の形状が記してあるだけで、鍼の具体的な名称はないが、それぞれざん鍼、員鍼、てい鍼、鋒鍼、ハ鍼、員利鍼、毫鍼、長鍼、大鍼であることが分る。アトピー性皮膚炎にざん鍼を用いたり、肥厚性鼻炎にてい鍼を用いたりと、豊富な臨床例が掲げられている。 A4版21ページ
<品切れ>


≪第二部 「官鍼論と臨床」  \2,000≫
 本著では靈樞・官鍼篇第7から輸刺、遠道刺、経刺、絡刺、分刺、大寫刺、毛刺、巨刺、さい刺を論ずる。眼圧を下げる際に、人迎に置鍼し、解谿に刺鍼する遠道刺、乳腺閉塞症に対して、乳根穴に置鍼したうえ、上巨虚を刺して上実を下げる経刺の用例など。 A4版22ページ



≪第三部 「官鍼論と臨床」 其の二 十二刺 \3,000≫
 靈樞・官鍼篇第7から十二経に応ずる刺法として、偶刺、報刺、恢刺、齊刺、揚刺、直鍼刺、輸刺、短刺、浮刺、傍鍼刺、賛刺を論ずる。「京都で代々『一子相伝』の鍼の宗家を継いだ人」から、真心痛に対する偶刺の手ほどきを、偶然にされる件りは、この巻にある。 A4版29ページ

<品切れ>



≪第四部 「官鍼論と臨床」 其の三 五刺  \3,000≫

 靈樞・官鍼篇第7から五藏に応ずる刺法として、半刺、豹文刺、関刺、合谷刺、輸刺を論ずる。半刺による下熱法、寒甚至骨の症状に対して気海穴から骨分深く行なう輸刺法などを紹介。 A4版21ページ
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